ゼンダヤが魅せる、レッドカーペットの革新:大胆不敵かつエレガントなスタイルの探究

27歳のゼンデヤは、レッドカーペットでの登場を常に成功させています。「失敗」という言葉はこの女優には無縁のようです。アカデミー賞女優としての栄誉に輝く彼女は、第96回アカデミー賞でも「レッドカーペットの女王」の称号を不動のものにしました。

ロサンゼルスで開催された2024年の授賞式で、ゼンデヤが纏ったのは、片方の肩が露出したアーマニ プリヴェの淡いバラ色のドレスでした。彫刻的なストラップとボディラインを美しく強調するシルエットが特徴的で、裾に向かってエレガントに広がります。シルク地のドレスのハイライトは、バスト部分と全体に施されたシルバーのプリント装飾でしょう。

このドレスの美しさを際立たせるため、ゼンデヤのヘアスタイルはシンプルにまとめられました。少し跳ね上げたボブヘア、ピンクのリップ、そして目頭側のアイシャドウが、洗練された印象をさらに高めています。

今回の登場は、ここ数週間でのゼンデヤの輝かしいレッドカーペット・モーメントの一つに過ぎません。前夜にはルイ・ヴィトンのプレディナーに出席し、スレートグレーの2018年プレフォールコレクションの優雅なホルターネックドレスを纏いました。また、その数日前には、エッセンス主催の「ブラック・ウィメン・イン・ハリウッド」イベントにジャン・ポール・ゴルチエの2020年春夏コレクションで登場しました。ファッション愛好家にとっては、ゴルチエの最後のコレクションの一部を身に着けたこの瞬間は、ファッション史に残る出来事となりました。誇張されたチョーカー、刺繍のコルセット、ボーイフレンドジーンズ、真っ白なスティレットパンプスという組み合わせは、ゼンデヤがエレガントなドレスだけでなく、エッジの効いた装いも完璧にこなすことができることを証明するものでした。

彼女のパートナーであるスタイリストのロー・ローチは、アーカイブピースの活用にも定評があります。ロンドンで行われた「DUNE: パート2」プレミアでは、故ティエリー・ミュグレーの象徴的なアーカイブ作品、クロームメッキの中世風スーツ「フェムボット」を身に纏い、インターネットを騒然とさせました。このスーツは、ミュグレーの1995-96秋冬コレクション「シルク・ディヴェール」のもので、6ヶ月かけて完成させた大作です。さらに、ゼンデヤはグリーンカーペット・ファッションアワードではロベルト・カヴァリの2011年春夏コレクションのフリンジ付きの深いVネックドレス、DUNEのプロモーションではリー・マックイーンがジバンシィのためにデザインした1999年秋冬コレクションのLED「回路基板」スカートスーツを着用しました。

また、ゼンデヤは新進のイギリス人デザイナーにも積極的に注目しており、ウェールズの若き才能パオロ・カルザナや、ナイジェリア系ブラジル人クチュリエのトリシェジュの作品も着用しています。

間もなく公開されるルカ・グァダニーノ監督の新作「チャレンジャーズ」 (4月26日公開) のプロモーションが開始されますが、ゼンデヤはジョシュ・オコナーとマイク・フェイストと共演し、特別に仕立てられたロエベの衣装を着用して登場する予定です。レッドカーペットでのゼンデヤのパフォーマンスと、彼女が纏う衣装には、これからも目が離せません。